初めて耳にする方は、「バインイットラム」という名前に疑問を持つかもしれません。小さくて量が少ない(イット)からそう呼ばれているのでしょうか?実はこの名前は、「バインイット(もち団子)」と「バインラム(揚げ餅)」という2種類の餅菓子を組み合わせた独特のスタイルに由来しています。

- バインイットは上の部分で、もち米粉で作られ、蒸し上げられているためとても柔らかくもっちりしています。
- バインラムは下の土台部分で、米粉で作られ、きつね色に揚げられてサクサクとした食感です。
この組み合わせにより、上部の柔らかくもちもちとした食感と、下部の香ばしくサクサクとした歯ごたえが見事に調和した完璧な一品が生まれます。口に運ぶと、ひと口の中で広がる心地よい食感のコントラストをお楽しみいただけます。
この料理の起源も実にユニークです。もともとはフエの宮廷発祥で、宮廷の料理人たちがもち米粉と川エビを使って創作した料理でした。当初は皇族専用の宮廷料理でしたが、後に民間へと広まり、今では広く親しまれる名物料理となりました。

