ビエンマイ(タイラギ/ハボウキガイ)は、大人の手のひらほどの大きさがあり、半開きの扇のような形をした三角形の二枚貝です。この貝は通常、海の底深くに突き刺さるように生息し、バナナの蕾のように膨らんだ濃い茶色の殻に覆われています。
その堂々とした大きさに反して、貝身自体の肉質はやや柔らかく、味も淡白です。この海の幸の旨味と栄養のすべては、2枚の貝殻をつなぐ硬貨のように丸く真っ白な2つの筋肉組織――地元の人々が「コイ(貝柱)」と呼ぶ部分に凝縮されています。この貴重な貝柱を採取するため、漁師は深海まで潜って捕獲し、殻を割り、ぬめりのある部分を取り除いて丁寧に洗浄します。


