クアンチーは、かつての抗米救国戦争において数々の苦難を経験した地であり、その一歩一歩に先人たちの尊い犠牲が刻まれています。国家級史跡として指定された30以上の遺跡があり、その中にはクアンチー古城、ヒエンルオン橋とベンハイ川、ヴィンモック地道(地下トンネル)などの国家特別史跡も含まれ、ベトナムの歴史を学ぶ上で欠かせない目的地となっています。
クアンチー古城 – 81日夜にわたる激戦の象徴
クアンチーの町の中心に位置するクアンチー古城は、81日夜(1972年6月28日~9月16日)にわたる熾烈な防衛戦の歴史の証人です。この期間中、広島に投下された原子爆弾7発分に匹敵する爆撃や砲撃がこの地に打ち込まれました。現在、古城は単なる歴史遺跡にとどまらず、訪れる人々が戦没者へ追悼の祈りを捧げる場所となっています。特に毎年旧暦6月15日にタックハン川で行われる灯籠流しには数万人が集まり、幻想的で深い感動に満ちた光景が広がります。
ヒエンルオン橋とベンハイ川 – 南北分断の境界線
北緯17度線のベンハイ川に架かるヒエンルオン橋は、1954年から1975年までの21年間にわたりベトナム南北を隔てていた境界線でした。青と黄色の象徴的なツートンカラーに塗り分けられたこの橋は、祖国統一への強い願いの象徴です。ここを訪れる観光客は、語り継がれる歴史に耳を傾けるだけでなく、ベトナム民族の不屈の精神を肌で感じることができます。

ヴィンモック地道
クアトゥンビーチから約7kmに位置するヴィンモック地道は、ヴィンリンの人々と軍の強靭な意志を今に伝える地下要塞です。1965年から1968年にかけて掘削された総延長40km以上の地下トンネル網には、学校、病院、住居スペースなどが完備されていました。ここは単なる避難所にとどまらず、戦時下における団結力と独創性の象徴でもあります。
歴史遺跡を見学する際は、日差しが強く暑い日が多いため、飲料水や帽子を必ずご持参ください。また、神聖な空間に敬意を払い、服装のマナーを守り、清潔な環境維持にご協力をお願いいたします。

