位置と規模:フォンニャ・ケバン国立公園のコアエリア深部に位置するソンドン洞は、2009年から2010年にかけて英国洞窟研究協会(BCRA)によって探検され、世界最大の天然洞窟として発表されました。全長約9kmにおよび、洞窟の天井の高さは最大200m、幅は150mに達する場所もあり、40階建てのビルやボーイング747型機が丸ごと収まるほどの巨大さを誇ります。推定体積は3,850万立方メートルに達します。
独自の生態系:ソンドン洞の内部には、激流の地下河川や数百万年の歳月を経た巨大な鍾乳石・石筍が存在するだけでなく、天井が崩落して太陽光が差し込む「ドリーネ(天窓)」の直下に力強く形成・発達した類まれな原生林が広がっています。この生態系には独自の気候が存在し、数多くの固有動植物が生息しています。

受入期間:ソンドン洞の探検ツアーは通年で開催されているわけではありません。観光活動が許可されているのは、毎年1月から8月末までの期間のみです。9月から12月末までは洞窟が完全に閉鎖され、観光客の受け入れは停止されます。この休止期間は、洞窟内の植物相、水流、微生物などの自然生態系が人為的な影響を受けずに休息し、自己回復・再生するために不可欠であり、このかけがえのない遺産の持続可能な保全と原生の美しさを維持するために設けられています。



