フックティックは激動の歴史を経てきましたが、その村名の一つひとつに物語が秘められています。レ・タントン(Le Thanh Tong)帝時代の1470年に開村された当初、水辺の豊かな土地が多くの福をもたらすようにとの願いを込めて「フックザン(Phuc Giang)」と名付けられました。

西山朝の時代には、開拓の祖である一族への恩義を称えて「ホアンザン(Hoang Giang)」へと改称されました。そしてザーロン(Gia Long)帝の治世に、子孫のために幾世代にもわたって福徳を積み重ねるという住民の祈りを込めて、正式に「フックティック(Phuoc Tich)」と名付けられました。その名は今日に至るまで受け継がれ、この地の「厚徳・円満」の伝統を伝える証となっています。



