クアンチー古城はグエン朝時代に築かれ、1809年のザーロン帝の治世に着工(当初は土城)、1837年のミンマン帝の治世に強固な焼成レンガによって完成しました。城郭はヴォーバン様式(ヨーロッパの軍事要塞形式)に基づいた正方形で、面積は約18〜25ヘクタール、周囲長は2,000m以上、城壁の高さは約4〜4.3m、厚さ1.5mで、幅の広い堀に囲まれています。
建築における主な見どころ:
- 4つの正門(前門・後門・左門・右門):アーチ型に築かれ、頑丈なリム材の扉を備え、上部には陰陽瓦葺きの反り屋根を持つ見張り楼が設けられています。
- 城壁の四隅から突き出た4つの砲台。砦や防護路システムと一体化しています。
- 城壁は大型の焼成レンガで積まれ、石灰や糖蜜、添加剤を混ぜ合わせたモルタルで強固に結合されています。
戦後、古城は修復・保存され、銃弾の痕跡が生々しく残る城壁の一部は、激動の歴史を今に伝える証となっています。城内を散策すると、配置に込められた陰陽思想や、ベトナムの伝統建築と当時の近代軍事要素の見事な融合を肌で感じることができます。記念撮影やクアンチー省の歴史を深く知るのにも最適な場所です。


